キリ(CV:七種結花)ロート:コント很多非常有趣。
ヒバナ(CV:くすはらゆい)ロート:
孕ませrta: RTA
ナナルート:也有很多下ネタ段子,有点类似キリ线。
True End:
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感想:
真线弄出来个魔女太出戏。就不能整个SF的设定来把世界观圆回来吗?
本作是所谓的全价格(フルプライス)游戏。但整体游戏时长只有5-10小时左右。所以批评空间里很多人非常不满。
评论:
eringi7854さんの「リップリップルズ(Lip lipples)」の感想 58点 リップリップルズ(Lip lipples) プレイ時間は約9時間。Purple software様の期待の新作は、異色の下ネタコメディ系。下ネタが好きで、コメディタッチの作風が好きなら好みにハマる可能性があります。テンポが速い展開は好みか苦手かで大分影響が出そうです。キャラクター同士の掛け合いは十分、楽しめるものの、ネタがやや短調に感じて、飽きが来る箇所もあります。このあたりは此ノ花しな先生の今後に期待。全体的に見て、コンセプトははっきりしているものの、プレイ時間との兼ね合いで、そのコンセプトが実現できているか怪しい作品という印象でした。☆作品紹介最近、様々なことに挑戦しているPurple software様が、今回はまさかの此ノ花しな先生を起用。のみならず、ディレクターとシナリオ、企画を兼任しています。エロ、笑いに定評がある此ノ花しな先生。『放課後シンデレラ』シリーズでは笑わせてもらいました。しかし、Purple software様との相性という意味では不明です。直近では『クリミナルボーダー』シリーズや『ムーン・ゴースト』を成功させてきたPurple software様は今後にも期待できる優良メーカー様だと認識しています。 本作の出来は、ある意味、今後のPurple software様の作品を購入するか否かにはっきりと関わるでしょう。私事ですが、積みゲーの処理も落ち着き、新作にまで手が伸びてきましたので、久々のフルプライス新作は『Lip lipples』に決定です。早速、中身を分析していきます。〈注意 この先ネタバレを含みます〉☆シナリオ(22/50)独特のテンポ感。しかし『水面下ハーレム探索型ADV』なるコンセプトは活かせていない。〇展開が早く、サクサク進む本作は、所謂共通√をほとんど省き、個別√のコメディに特化しているという非常に大胆な構成をしています。ゆえに良く考えれば、展開がすぐに進み、読み手に負担(=ストレス)を掛けずに、スムーズに読み進ませること。そして、下ネタコメディを堪能してもらうこと。このいずれにも成功していると言えます。サクサク進みたい方にとって、これは大きな長所です。 一方、悪く見ると、本作は、本来共通√で得ることが出来たはずの、モブキャラクターやサブキャラクターとの小粋な掛け合い、ヒロインとの初々しいやり取り等のキャラクターの掘り下げの大部分が欠損しています。つまり、ヒロインのツミ(主人公)への好感度が最初から極めて高い状態から始まるため、付き合うまでの過程が存在しない。そこに違和感を抱くプレイヤーも多いことと思います。無論、これは制作陣も想定して、ある種、覚悟してのことだとは考えています。なぜかと言うと、ディレクターが此ノ花しな先生ご自身であるからです。実際、シナリオ最終盤のナナ√では、各ヒロインの好感度が非常に高い理由にも納得のいく根拠付けがなされていました。 しかし、こうなると以下の項目の通り、尺の少なさやキャラクター間のやり取り等で問題が出てきます。本作は「尺」と「ディレクター、シナリオライターの意思」が齟齬を起こした例だと見ています。〇尺が少な過ぎるため、掘り下げ不足次にプレイ時間について言及します。はっきり言って、フルプライスとしては驚愕するほど少ないです。この約9時間というプレイ時間は、私が今まで触れてきたフルプライス作品の中でもトップクラスに少ないです。これはタイムパフォーマンスを重視する現代社会の中ではもしかすると、長所と言えるのかもしれません。ですが、私の中でフルプライス作品が最低限超えるラインである「熟読して、約10時間」を下回る作品には流石に厳しい見方をしなければなりません。 無論、プレイ時間なんぞは、測定の仕方(私はタイマーツールを使用しています)やその日のプレイヤーのコンディションでかなり変わるものです。ゆえに、参考値に過ぎません。ですが、少ない尺の影響は如実に出てきています。 まず、本作は、共通√が存在しないことから、ヒロインに個性付けがしっかりとなされない、あるいはヒロインの個性が分からない状態で、いきなり個別√が開始します。これは、付き合うまでの過程を重視するプレイヤーにとっては、いきなり恋人になる事でインスタント恋愛を味わっている感覚になり、違和感でしかないでしょう。勿論、これにはツミとナナの交通事故による一連の流れという大きな理由があります。しかし、正直、私には、この尺の短さを補うための体の良い言い訳がなされたようにも感じました。強力な作品は大なり小なり、ヒロインとの関わりをある程度持たせた状態で恋愛に至ります。しかし、本作は付き合うまでの関係はまだ許容するとしても、最初から関係構築がなされた状態で、「恋愛関係」がスタートするため、上記違和感を拭い去る事に失敗しているのだと認識しております。 次に、これらの尺不足の根本理由。ツミとナナの関係です。七つの大罪をヒロインに配置して、仮想精神世界を構築。その中で恋愛をすることで、主人公の自我をはっきりさせるという形式なのですが、ツミとナナの関係がまた尺の問題の根幹に関わるのです。メインヒロインであるナナの出番が物語の根本に関わってくるため、本質的に物語序盤~中盤にかけて、ナナの姿を見せる事が出来ない。しかも、設定上、ヒロインごとに関わりを持てるのも、これまた終盤に過ぎない。これでは、尺を稼ぎようがありません。尺は稼ぐものではないのですが、増やす地盤すらできていない。あるいは、キャラクター間のやり取りの時間という重要な要素を追加することを怠った例。それが本作だと私は考えています。 結論として、プレイ時間が短くなるのは物語の構造上、必然であります。もっとも、個別√をさらに厚くする、ナナ√でさらに出来事を増やす等の対策も考えられます。しかし、本作の終盤は物事の解決に淡々と終始してしまい、プレイヤーがフルプライスを払って期待していたものとは違った作品が提供されてしまった。そのような悲しいすれ違いが生まれてしまったと思います。〇ヒロイン同士の掛け合いが少ない=ライター様の持ち味を活かしきれていないもう一点指摘したいこととしては、此ノ花しな先生の持ち味を活かしきれていないと感じた点です。これは、サブキャラクターやモブキャラクターを生かした、日常トークの問題です。私は勉強不足でして、此ノ花しな先生の主要作品を『放課後シンデレラ』でしか存じ上げません。ただ、『放課後シンデレラ』シリーズは、サブ・モブキャラクターも含めて全てのキャラクターを有効に活用して、笑いに昇華する技術が大きかった印象を受けます。それに対して、本作はサブ・モブキャラクターが少な過ぎるのです。有力どころが、メインヒロインを除けばマミ、カイ、シズクしか存在しません。これで軽快なトークを回せと言うのはいくらプロの先生でも難しいことでしょう。 したがって、本項の「ライターの持ち味を活かしきれていない」という点。ここは、予算や企画の段階でキャラクター数が不足していたか、此ノ花しな先生(ディレクター)視点で物語上、無理があったのかの二点のどちらか、あるいは両方に原因があると見ています。ちなみに私は後者だと考えていますね。此ノ花しな先生の思惑としては、ご自身の特色である、キャラクター同士の軽快なやり取りをカイ、シズク達含むキャラクター間でバランスを取りながら、ナナの精神世界、つまり多重人格にまつわる一連の物語を上手に展開しようとした。しかし、結果的に企画に無理があり、ネタが下ネタ一辺倒で単調に感じ、しかも展開も各個別√ごとに妊娠、体調不良等の疑惑や、エロコメで誤魔化された。そのように感じる歪な出来になってしまった。そう見ています。〇R18シーン本作の押しの点の一つにR18シーンが挙げられると思います。しかし、個人的には、R18シーンもあと一歩、いえ、二歩だったかなと感じます。理由はノーマルプレイがほとんどで、陥没乳首等、一部の性癖には刺さるものの、アブノーマルなプレイや遊び心があまりなかった点です。基本的な〇シーンはきちんとそろっているのですが、攻めたシチュエーション好きには物足りない。そう感じており、おかずとしても不満が残ります。 個人的には、あれだけ物語終了時に妊娠しているヒロインが存在するのです。素直にボ〇腹シーンに割いても良かったのかな、とは思っています。そこまでマニアックなものが出来ないとしても、せっかく大学生という設定があるのです。事故で危険日に中田氏してしまった、というようなシチュエーションなんか背徳的で良いと思いますが、読者の皆様はいかがでしょうかね?私は「惜しい!」と感じる〇シーンばかりで非常に悔しい気分です。総じて、企画からかなり危ない橋を渡っている作品であると感じます。このような構造になったのはシナリオライターとディレクター、企画を兼任していらっしゃる此ノ花しな先生の力量が、ご本人の想定している作品に追いついていないからこそ生まれた荒である。そう考えております。無論、私は此ノ花しな先生の作風自体はかなり好みです。ゆえに、それが生かせる地盤さえ作る事が出来れば、輝けるライターの先生であると認識しております。ゆえに、今回の評判等跳ね返してやるぞという反骨精神の下、今後、頑張っていただきたいと心から思います。 以上を鑑みるに、シナリオには非常に荒があり、根本から改善の余地が眠っていることは明確です。シナリオは相対評価で22点が妥当でしょう。☆キャラ(27/40)キャラクター部門ですが、基本的には良かったです。ただ、ここでも尺の問題で、キャラクターの深掘が出来ていないという重要な問題に直面しています。というかですね、フルプライスでプレイ時間10時間未満の作品で、ヒロインも5人いるのです。これで掘り下げろと言う方が無理です。この点、此ノ花しな先生含めて誰も悪くありません。強いて言うなら、この企画が通ってしまったこと自体。これによりキャラクターの掘り下げ不足が深刻化したという瑕疵があります。Purple software様にはなぜ強みの一つである、共通√を無くしてしまったのか伺いたいところです。無論、意図は分かります。『探索型ADV』を名乗る通り、本作は探索パート、問い詰めパートによって事実上の共通√が構成されておりますね。このパート構成自体は称賛されるべきシステムでしょう。しかし、本題であるキャラクターの掘り下げという点では、役に立っていませんでした。 以上を踏まえて、キャラクター部門の改善点として、共通√を全編に盛り込み、尺の問題ごと解決。その後、企画通り、探索、問い詰めパートを挿入し、最後にナナ√で締める。この構造なら予算の問題を除けば、実現可能だと考えました。この改善案でなら、物語の根幹に関わるため、困難な各ヒロイン同士の関わりを最小限にしながら、此ノ花しな先生が得意とするモブキャラの活躍によって、読み手を飽きさせないことが可能となるでしょう。これが、私が考えるキャラクター部門の改善点です。 閑話休題。次にお気に入りキャラクターですが、私はヒバナ、ルナが特に好きです。当然、苦手なキャラクターは存在しません。どのキャラクターも個性的なキャラ付けがされていたとは思います(キリ、ナナの影が薄いとは思っていますが)。ヒバナ、ルナについては声優さんがくすはらゆいさんと藤咲ウサさんということで、強い…Purple software様の本気具合が窺えます。ヒバナについてはメスガキメンヘラ、ルナについては腹ペコキャラクターということで個性付けもステレオタイプに出来ています。 もっとも、ステレオタイプ過ぎるキャラクター付けにし過ぎて、印象に残らないという事態が発生してはいます。特に前述した通り、キリとナナについては存在感が薄かった感は否めません。カイ、シズク、マミといったサブキャラクターも出番自体が少な過ぎて、個性らしきものに言及しようにもどうしようも…そこが本作の非常に弱い点であると考えています。つまり、一言で言うと「(フルプライスにしては)印象に残るヒロイン(キャラクター)が少ない」。この言葉に尽きます。せめて、もう少しプレイ時間があれば、あるいは強力なモブキャラクターが存在すれば、プレイヤーの印象にも残りやすいのですが、そこがクリアできていないのは散々前述しましたからね。本項では割愛します。 以上から、キャラクターはシナリオよりはキレッキレで強い点が見受けられます。一方、肝心のメインヒロインの個性付けははっきり言って他作品に埋没されてしまう程度には弱い印象がある。総合して、27点が限界だと見ています。フルプライスには相応のキャラクターが求められているのだよ、という良い例ですね。☆その他(9/10)サウンド、世界観、雰囲気、システム。この部分は極めて強力でした。 まず、サウンド。OP曲、『lip ripples』は橋本みゆきさんということもあり、一目惚れしました。公開されてから、早くFull版が視聴したくてたまらない。アップテンポでポップな曲です。一度視聴してみる価値は絶対にある。そう断言出来るほど、お気に入りの曲になりました。実際、私はFull版が発売されてから、かなり早い段階で購入しましたからね。少なくとも楽曲は間違いないと思います。というか、私の最大の購入理由はまさかのサウンドですね。OP曲が素晴らし過ぎた。その一点に集約されます。逆にED曲は良曲ながらも、そこまで印象に残るかと言われると、微妙なところです。もう少し、ハイカラと言うか、ポップな路線の方が個人的には好みでした。 サウンドの一つに、BGM問題があります。BGMは正直、印象には残りませんでしたね。Purple software様は個人的に、BGMも比較的、強いメーカー様だと認識していただけに、ここは若干の残念ポイントです。 次に、世界観、雰囲気ですが、これは良い部類に入るでしょう。私は基本的にR18ノベルゲームの舞台は学園ではなく、大学以上の方を歓迎するタイプの面倒臭い人間です。ゆえに、大学が舞台で、それなりに大学生している本作の世界観は刺さりました。また、精神世界に関する設定も面白い点でしょう。どこかで見たというのは言ってはいけません。どの作品も通った道なので、そこにツッコミを入れるのは無粋というものです。雰囲気も下ネタに抵抗がなければ良好な部類でしょうか。流石に下ネタの応酬に疲弊気味ではありますが、そこはシナリオの項目で指摘しましたからね。ここではその温かながら、良い意味でふざけた(ユーモアが利いた)雰囲気。私は此ノ花しな先生らしくて大好きです。 最後にシステム面。これは、Qセーブ&Qロード、バックログからのシーンジャンプ、お気に入りボイス登録機能、BGM表示機能等、高級な代物が揃っています。特に不満はなく、流石、老舗のPurple software様です。 総じて、その他の項目にはほとんど文句がありません。唯一、サウンド面。ED曲、BGMが他のその他10点の作品と比べて、明確に弱いと感じる部分もありました。よって、全体の違和感防止の意味でも満点まではいかず、9点にしておきます。☆総括(58/100)総合的には凡作(D)認定です。本作の企画にははっきり言って、無茶があるようにお見受けします。素体がかなり危うい状態で、最高級の技術が使われて、表向きは素敵なように仕上がっているのです。しかし、よく分析してみると、上記のような弱い点が自然と浮かんできます。これは企画、ディレクター、シナリオを兼任している此ノ花しな先生だけの責任ではないです。先生の強みを理解しきれずに、あるいは理解した上で活かしきれずにいて、シナリオ、ひいては作品全体の質を大きく落とした、というチーム全体の連携不足が原因とにらんでいます。もっとも、本作は絶対的に欠点を指摘されてしかるべき作品であるかと言うとまた否でして。素晴らしい技術、特にサウンド、システム面については称賛されるべきです。少なくとも、不快感を覚える作品ではありませんでした。 ただ、「惜しい」のです。そこが本作の悔しいポイントであり、同時に焦点を当てるべき、解決点でしょう。Purple software様の研鑽と努力。今後も信頼して拝見したいと思います。事実、企画やシナリオ、尺、チームの連携に言いたいことはあれど、本作の良い点は流石の一言です。是非、今後のPurple software様も追いかけていきたいと思います。 以上です。ここまで長大な感想を読んで下さった読者の皆様に、心からの感謝を。そして、何より、本作という素晴らしい作品を生み出して下さったPurple software様や今回の事実上の担当者である此ノ花しな先生にもお礼申し上げます。ありがとうございました。